ダイヤモンド用語集

ダイヤモンドの基礎知識

コンクッションマークによる傷痕がダイヤモンド買取に及ぼす影響

一般的にダイヤモンドは硬度が10と他の宝石よりも高いので、傷つかないものだと思われています。けれどもそれは大きな間違いであり、意図的に強い力を加えると容易に割れたり傷がついたりします。

日常的にアクセサリーとして使用する範囲では余程のことがない限り傷つくことはありませんが、特に長年の使用において「コンクッションマーク」という傷痕が発生する場合があります。ダイヤモンドに限らず鉱物や結晶には、原子間の結びつきの弱さによって、ある一定の方向に割れやすいという性質を持っています。これを「へき開」と言い、ダイヤモンドの場合は正八面体の面に平行して「へき開」する性質を持っています。「へき開」の度合いは主に4段階に分かれており、ダイヤモンドの場合は「完全」という、その面の方向であれば簡単に割れるレベルにあるのです。

「へき開」する性質は弱点だけでなく、宝石を加工する上で利点にもなります。本来であれば硬くて加工しづらいダイヤモンドをカットできるのも「へき開」をうまく利用しているからなのです。

もし「へき開」を無視した形状の加工をすれば、ちょっとしたことで割れる脆さが生じますし、長年使用していると何らかの強い力が加わった際に新たな「へき開」が生じ、「コンクッションマーク」として傷痕が残ってしまう可能性も高くなります。

そうなるとダイヤモンド買取においては鑑定の結果、査定額が低くなってしまうため、いずれダイヤモンド買取してもらうことを前提に所有しているのであれば、他の宝石と同様、日ごろから丁寧に扱うことが求められます。ダイヤモンド買取の後、コンクッションマークのあるものについては再び研磨されますが、そうすることで元のダイヤよりも小さくなってしまうので、当然ながら購入した時よりも価値が下がってしまいます。ダイヤモンド買取においては粒の大きさが重要視されるので、仕方ないことかもしれません。

ただし天然のダイヤモンドでも微細なひび割れはあるものなので、まったく買い取られないわけではありません。もしダイヤモンドが割れている時は、一度ダイヤモンド買取業者に相談するのが望ましいでしょう。業者によっては再度加工して商品として販売する際に、どこまで価値を高められるか鑑定の結果を踏まえて、その場で計算してくれます。そのようなサービスを提供してくれる業者を選ぶことが納得のいくダイヤモンド買取を実現する上で、とても重要です。

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